ヒルドイドに含まれるヘパリン類似物質を単一成分としているマツキヨ「ヒルメナイド」を使用することでどのような効果·効能が見込めるのでしょうか。

マツキヨ「ヒルメナイド」にはクリームタイプの「ヒルメナイド油性クリーム」と乳液タイプの「ヒルメナイドローション」がありますが、効果としてはどちらも同じものが見込めます。

ヒルメナイドの成分について

マツキヨ「ヒルメナイド」効果·効能について

マツキヨ「ヒルメナイド」を使用することで以下の効果が見込めます。

手指の荒れ、ひじ・ひざ・かかと・くるぶしの角化症、手足のひび・あかぎれ、乾皮症、小児の乾燥性皮ふ、しもやけ(ただれを除く)きず・やけどのあとの皮ふのしこり・つっぱり(顔面を除く)、打身・ねんざ後のはれ・筋肉痛・関節             *(マツキヨHPより)

「ヒルメナイド」に含まれるヘパリン類似物質は血行促進効果や肌本来の潤い保持機能を改善することを目的とした成分。

乾燥が気になる顔や手·体など全身にも使えます。

ステロイドフリー、エタノールフリーである「ヒルメナイド」は安心して赤ちゃんにも使えるようです。

マツキヨ「ヒルメナイド」はニキビにも効果がある?

皮膚の悩みで多いのが「ニキビ跡」

マツキヨ「ヒルメナイド」はニキビにも効果があるのでしょうか。

マツキヨの「ヒルメナイド」は処方薬である「ヒルドイド」の類似品として作られた経緯があります。

「ヒルドイド」と同一成分であるヘパリン類似物質を含んでいるマツキヨ「ヒルメナイド」は、「ヒルドイド」と同じ効果が見込めます。

処方薬「ヒルドイド」はニキビの塗り薬の副作用軽減の目的としても使われています。

また、保湿力が高い「ヒルドイド」は乾燥が主な原因のニキビの予防や治療にも役立ちます。*背中ニキビは除く

「ヒルドイド」同様の効果が見込めるマツキヨ「ヒルメナイド」はニキビ予防やニキビ跡の改善も期待できます。

ニキビの原因

ニキビの主な原因は3つ。

  1. 毛穴の閉塞
  2. 皮脂の過剰な分泌
  3. 「アクネ菌」の繁殖

 

そもそも肌は約28日間のサイクルで角質が剥がれ落ち新しい皮膚に生まれ変わる「ターンオーバー」を繰り返します。

皮脂は毛穴から汗とともに排出されますが「ターンオーバー」がうまく行かない場合毛穴の角質が暑くなり毛穴の出口が塞がれて皮脂が詰まってしまいます。

ニキビの元と言われている「アクネ菌」。

「アクネ菌」は皮脂を栄養源としているため、皮脂が詰まった毛穴で繁殖しニキビができます。

また、皮脂が過剰に分泌される場合でも毛穴が塞がれてしまう原因になります。

「ヒルドイド」の保湿と血行促進が正常な「ターンオーバー」を作る

処方薬「ヒルドイド」は保湿と血行促進効果が見込めます。

保湿と血行促進が、新しい皮膚に生まれ変わる「ターンオーバー」を正常に戻すことに繋がります。

「ターンオーバー」が正常になれば毛穴が詰まることがなくなるため「アクネ菌」の繁殖を抑えることになりニキビも予防できるわけです。

マツキヨ「ヒルメナイド」も「ヒルドイド」同様に保湿や血行促進効果が見込めるヘパリン類似物質を含んでいるためニキビ予防にも利用できそうです。

ニキビ跡にも効果的な「ヒルドイド」

「ヒルドイド」はニキビ跡にも効果的です。

ニキビ跡と言えば独特の赤みを気にする方は多いでしょう。

赤ニキビ跡は皮膚の下が炎症を起こして毛細血管が増加することが原因とされています。

「ヒルドイド」をニキビ跡に使用することで血行が促進され新陳代謝が高まります。

代謝が高まれば「ターンオーバー」が正常になり新しい細胞に生まれ変わりますのでニキビ跡を消すことに繋がります。

また内出血やうっ血が原因とされるアザみたいなニキビも「ヒルドイド」の血行促進作用で改善が見込めます。

「ヒルドイド」同様に血行促進効果が見込めるマツキヨ「ヒルメナイド」を使う場合でもニキビ跡改善が期待できます。

体質によっては「ヒルドイド」が合わないことも

ニキビに効果的な「ヒルドイド」ですが、番人にとって効果的なわけではないようです。

元々皮脂が多い方が油性クリームタイプの「ヒルドイド」を使った場合、余計に毛穴を塞いでしまうことが考えられます。

また乾燥肌の方にローションタイプを使っても効果が薄いようです。

マツキヨ「ヒルメナイド」も油性クリームタイプとローションタイプの2種類ありますが、「ヒルドイド」同様に体質等考慮して使う必要があります。

処方なしで手に入れられるのがマツキヨ「ヒルメナイド」ですが、自分にあった使い方をするためにも店舗で薬剤師や登録販売者に相談したうえで利用することが大事になります。

マツキヨ「ヒルメナイド」使用上の注意点

市販薬であるマツキヨ「ヒルメナイド」は手軽に手に入れることができるというメリットがあります。

しかも、マツキヨ「ヒルメナイド」は一般用医薬品のうち第2類医薬品に該当するため販売者からの情報提供は努力義務とされています。

そもそも一般用医薬品とは厚生労働省により以下のように定義されています。

一般用医薬品とは医療用医薬品として取扱われる医薬品以外の医薬品をいう。
すなわち、一般の人が薬局等で購入し、自らの判断で使用する医薬品であって、通常、安全性が確保できる成分の配合によるものが多い。

*厚生労働省HPより引用(一部修正)

すなわち自分で薬を使う際にはある程度のリスクを伴うことを理解しておくことが大事になります。

マツキヨ「ヒルメナイド」については以下のような注意点が記載されています。

使用上の注意点 【してはいけないこと】 (守らないと現在の症状が悪化したり、副作用が起こりやすくなります。)
1.次の人は使用しないでください。
(1)出血性血液疾患(血友病、血小板減少症、紫斑病など)の人
(2)わずかな出血でも重大な結果をきたすことが予想される人(血液凝固抑制作用を有し出血を助長するおそれがあります)
2.次の部位には使用しないでください。
目、粘膜(口腔、鼻腔、膣など)

使用上の相談点
1.次の人は使用前に医師、薬剤師又は登録販売者に相談してください。
(1)医師の治療を受けている人
(2)薬などによりアレルギー症状を起こしたことがある人
(3)湿潤やただれのひどい人
2.使用後、次の症状があらわれた場合は副作用の可能性がありますので、直ちに使用を中止し、この箱を持って医師、薬剤師又は登録販売者に相談してください。
【関係部位・・・症状】 皮ふ・・・発疹、発赤、かゆみ、はれ、紫斑 3.5~6日間使用しても症状がよくならない場合は、使用を中止しこの箱を持って医師、薬剤師又は登録販売者に相談してください

*マツモトキヨシオンラインショップより引用

注意点に該当する方はマツキヨ「ヒルメナイド」の使用は避けるべきです。

また少しでも心配のある方は薬剤師や販売登録者に相談したうえで判断を仰いでください。


おすすめの記事